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放送大学は現在カリキュラムの大きな改革に取り組んでいます。その中の目玉の一つが基礎科目です。今までの講義よりももっと分かりやすく、親しみやすい内容で、専攻とは無関係にどんな学生でも受講して理解できる科目が今年から開設されました。
その第一弾の一つが『物理の考え方('07)』です。物理の法則を丸暗記するのではなく、その法則を導くまでの物理学特有の考え方を学ぶ科目です。木村と大石のトーク、失敗寸前の実験、貴重な映像資料、「文学の眼でみると」のコーナーなど盛りだくさんでお送りします。
専門領域が極端に細分化されてしまった現代に必要なのは、壊れた感受性を修復し、理系と文系の壁さえも乗り越える思考力を磨くことかもしれません。物理の法則を完全に理解していくのは文系人間にとっては難しいものですが、日常生活や自然現象の裏に潜む普遍的な真理を、「想像力」によって透徹する「物理の考え方」を身につけることは、とても有意義な知的冒険だと思います。
英文学が専門であり、物理は苦手という大石の悪戦苦闘ぶりも見所です。物理学と英文学がコラボレーションを行うとどういうことになるのか、ぜひ多くの方々に新鮮な目で物理の世界を一緒に探究してもらいたいと思っています。
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